Sodashi

The Miracle Sodashi

その白さは、
強さの証明だった。

PROFILE

生誕2018.03.08
調教師須貝尚介 (栗東)
主戦騎手吉田隼人
通算成績16戦7勝 [7-2-2-5]
主な勝鞍 桜花賞 (G1)
阪神ジュベナイルF (G1)
ヴィクトリアマイル (G1)
札幌記念 (G2)

PEDIGREE

FATHER
クロフネ
(米国) 1998
フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
×
MOTHER
ブチコ
(日本) 2012
キングカメハメハ
シラユキヒメ

父は芝・ダート双方で圧倒的な強さを見せた怪物クロフネ。 母系は突然変異で生まれた白毛馬シラユキヒメから続く奇跡の血統。 白毛一族の悲願であったG1制覇を、その高い能力と勝負根性で見事に結実させた。

CAREER RECORD

全レース成績

TOTAL: 16 RUNS 7 - 2 - 2 - 5
DATERACE NAMECOURSE / DIST.JOCKEYRESULT
2023.06.04安田記念 (G1)東京 / 芝1600m川田将雅7th
2023.05.14ヴィクトリアM (G1)東京 / 芝1600mD.レーン2nd
2022.11.20マイルCS (G1)阪神 / 芝1600m吉田隼人3rd
2022.10.15府中牝馬S (G2)東京 / 芝1800m吉田隼人2nd
2022.08.21札幌記念 (G2)札幌 / 芝2000m吉田隼人5th
2022.05.15ヴィクトリアM (G1)東京 / 芝1600m吉田隼人1st
2022.02.20フェブラリーS (G1)東京 / ダ1600m吉田隼人3rd
2021.12.05チャンピオンズC (G1)中京 / ダ1800m吉田隼人12th
2021.10.17秋華賞 (G1)阪神 / 芝2000m吉田隼人10th
2021.08.22札幌記念 (G2)札幌 / 芝2000m吉田隼人1st
2021.05.23優駿牝馬 (G1)東京 / 芝2400m吉田隼人8th
2021.04.11桜花賞 (G1)阪神 / 芝1600m吉田隼人1st
2020.12.13阪神JF (G1)阪神 / 芝1600m吉田隼人1st
2020.10.31アルテミスS (G3)東京 / 芝1600m吉田隼人1st
2020.09.05札幌2歳S (G3)札幌 / 芝1800m吉田隼人1st
2020.07.122歳新馬函館 / 芝1800m吉田隼人1st
CAREER HIGHLIGHTS

白き女王の証明

01
Hanshin Juvenile Fillies
3-6
2020.12.13 / 阪神 1600m

MAKE HISTORY

第72回 阪神ジュベナイルF

世界で初めて、白毛馬がG1の頂点に立つ。その瞬間を目撃するために、運命は彼女を選んだのかもしれない。 直線の攻防、内から伸びるサトノレイナスとの激しい叩き合い。 わずか7センチ、ハナ差で栄冠を掴み取った時、競馬の歴史が塗り替えられた。

TIME
1:33.1
MARGIN
NOSE
02
Oka Sho
4
2021.04.11 / 阪神 1600m

RECORD BREAKER

第81回 桜花賞

ただの人気者ではない、真の強者であることを証明した一戦。 良馬場の阪神競馬場を、純白の馬体が矢のように駆け抜けた。 叩き出したタイムは1分31秒1。従来のレコードを大幅に更新し、 白毛馬として史上初のクラシック制覇を成し遂げた。

1着 ソダシ 2着 サトノレイナス
03
Victoria Mile
3-5
2022.05.15 / 東京 1600m

THE RESURRECTION

第17回 ヴィクトリアマイル

中距離での敗戦、ダートへの挑戦。試行錯誤を経て、彼女は得意のマイルに戻ってきた。 4コーナーで先頭に並びかける横綱相撲。 後続を2馬身突き放す完勝劇で、G1・3勝目をマーク。 古馬となっても輝きを失わない、マイルの女王の帰還だった。

TIME
1:32.2
TITLE
G1 x3
DATA ANALYTICS

驚異の
レコードV

2021年の桜花賞。高速馬場と化した阪神競馬場で、ソダシは次元の違うスピードを見せつけた。 勝ち時計は1分31秒1。 これは従来の桜花賞レコード(1分32秒7)を1.6秒も上回る驚愕のタイムだった。 「白毛は走らない」という古い常識を、彼女はそのスピードだけで完全に過去のものにした。

1:31.1

COURSE RECORD

阪神芝1600m

※2021 桜花賞当時

SPEED COMPARISON

桜花賞の衝撃
PREVIOUS RECORD 1:32.7
GRAN ALEGRIA (2019)
SODASHI (2021) 1:31.1
HISTORICAL SPEED
TIME DIFFERENCE -1.6s
SPEED IMPACT
タイム短縮幅
SODASHI
僕にとっては本当に特別な馬。
世界でも活躍できる馬だと思う。
主戦騎手 吉田隼人
インタビューより
小さい子からお年寄りまで、
ソダシといえば『あの白い馬』と覚えてくれている。
調教師 須貝尚介
メディア取材にて
FAN VOICES

ファンからの声

Y

阪神JFのゴール前、白い馬体がハナ差で勝った瞬間、涙が出ました。 白毛がG1を勝つなんて、漫画でも出来過ぎなストーリー。本当に夢を見ているようでした。

S

ただ可愛いだけじゃない。レコード勝ちする強さに痺れました。 「つよかわアイドル」なんて言葉じゃ足りない、彼女は本物の女王様です。

A

娘が「あの白いお馬さんがいい!」と言って初めて競馬を見ました。 ソダシのぬいぐるみを買って、親子で応援しています。私たちに競馬の楽しさを教えてくれた馬です。

BEHIND THE SCENES

秘蔵エピソード

気高く美しい女王の、意外な素顔と絆の物語

01

今浪厩務員へのいたずら

担当の今浪厩務員を「遊び相手」だと思っていたソダシ。 馬房掃除中、今浪さんのお尻に自分の鼻をぴたりとくっつけるのがお気に入りのいたずらだった。 腰を入れられず困る人間を見て、ソダシはいつもご機嫌だったという。 「小さな娘と遊んでいる感じ」と語る今浪さんとの間には、種を超えた家族のような絆があった。

02

ツンデレな女王様

人間が大好きな甘えん坊だが、体を触られるのは大嫌い。 手入れをしようとすると「それ以上やると噛むぞ」と耳元で歯をカチカチ鳴らして脅かした。 しかし本気で噛むことはなく、調教師のジャンパーを甘噛みして時計を壊してしまったことも。 気難しくも愛らしいその性格に、厩舎スタッフ全員がメロメロだった。

Satono Reinas
THE ARCHRIVAL
DESTINY

SATONO REINAS

サトノレイナス

突然変異の白毛馬ソダシに対し、ディープインパクトを父に持つ王道の良血馬サトノレイナス。 全く対照的な二頭は、運命に導かれるようにG1の大舞台で激突した。

阪神JFでのハナ差、そして桜花賞でのクビ差。 常にソダシの背中を追い、あと一歩まで迫った最強のライバル。 彼女がいたからこそ、ソダシは限界を超えて走ることができた。 志半ばでターフを去った好敵手との激闘は、今もファンの胸に熱く刻まれている。

2021 桜花賞
2nd サトノレイナス
vs
1st ソダシ

白き奇跡の物語

白き奇跡の物語

その馬体は、雪のように白く、神話のように美しかった。 ソダシ。「純粋」「輝き」を意味するその名は、彼女の生き様そのものだった。 白毛というだけで注目を集める運命に生まれながら、彼女は愛らしさだけでなく、 誰よりも速く駆け抜ける「強さ」で世界を熱狂させた。

歴史を変えた日

2020年冬、阪神競馬場。白毛馬として初のG1挑戦となった阪神ジュベナイルフィリーズ。 ゴール前、サトノレイナスの猛追を受けながらも、ソダシは決して譲らなかった。 わずか7センチ、ハナ差での勝利。 それは「白毛は走らない」「話題性だけの馬」という偏見を、実力でねじ伏せた歴史的瞬間だった。 翌春の桜花賞では、驚異的なレコードタイムでクラシック制覇。 彼女はもはやアイドルではなく、誰もが認める世代の女王となっていた。

苦悩と、復活の輝き

しかし、天才にも壁は訪れる。 距離の壁に泣いたオークス、歯車が噛み合わなかった秋華賞、そしてダートへの挑戦。 決して順風満帆なキャリアではなかった。 それでも彼女は走り続けた。 2022年のヴィクトリアマイル。得意のマイル戦で、彼女は再び輝きを取り戻す。 古馬となり、より力強く、より美しくなった純白の馬体が先頭でゴールを駆け抜けた時、 東京競馬場は万雷の拍手に包まれた。

奇跡は続いていく

通算16戦7勝、G1・3勝。 その数字以上に、ソダシが競馬界に残した功績は計り知れない。 競馬を知らなかった人々を振り向かせ、子供たちに夢を与え、 「つよかわアイドル」として愛された稀代の名牝。 引退後、彼女は母となり、イクイノックスとの間に新たな命を授かった。 白き女王の物語は、まだ終わらない。 その血を受け継ぐ次世代のホースたちが、いつかまた、私たちに新しい夢を見せてくれるはずだ。

「美しいし、神々しい。こういう馬がいるからこそ、ドラマとロマンが生まれる」
――須貝尚介

ありがとう、ソダシ。 ターフを駆けるその純白の軌跡は、いつまでも色褪せることなく、 私たちの記憶の中で輝き続けるだろう。