Satono Diamond Archive
Satono Diamond

The Diamond Satono
Diamond

その輝きは、
どんな逆境でも曇らない。

PROFILE

生誕2013.01.30
調教師池江泰寿 (栗東)
主戦騎手C.ルメール
通算成績18戦8勝 [8-1-3-6]
主な勝鞍 有馬記念 (G1)
菊花賞 (G1)
阪神大賞典 (G2)、京都大賞典 (G2)
神戸新聞杯 (G2)、きさらぎ賞 (G3)

PEDIGREE

FATHER
ディープインパクト
(日本) 2002
サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
×
MOTHER
マルペンサ
(亜) 2006
Orpen
Marsella

父は日本競馬の至宝、母はアルゼンチンGI3勝の名牝。 瞬発力と持久力を兼ね備え、額の流星の通りダイヤモンドのような輝きを放つ「黄金配合」から生まれた傑作。

CAREER RECORD

全レース成績

TOTAL: 18 RUNS 8 - 1 - 3 - 6
DATERACE NAMECOURSE / DIST.JOCKEYRESULT
2018.12.23有馬記念 (G1)中山 / 芝2500mB.アヴドゥラ6th
2018.11.25ジャパンカップ (G1)東京 / 芝2400mJ.モレイラ6th
2018.10.08京都大賞典 (G2)京都 / 芝2400m川田将雅1st
2018.06.24宝塚記念 (G1)阪神 / 芝2200mC.ルメール6th
2018.04.01大阪杯 (G1)阪神 / 芝2000m戸崎圭太7th
2018.03.11金鯱賞 (G2)中京 / 芝2000mC.ルメール3rd
2017.10.01凱旋門賞 (G1)シャンティイ / 芝2400mC.ルメール15th
2017.09.11フォワ賞 (G2)シャンティイ / 芝2400mC.ルメール4th
2017.04.30天皇賞・春 (G1)京都 / 芝3200mC.ルメール3rd
2017.03.19阪神大賞典 (G2)阪神 / 芝3000mC.ルメール1st
2016.12.25有馬記念 (G1)中山 / 芝2500mC.ルメール1st
2016.10.23菊花賞 (G1)京都 / 芝3000mC.ルメール1st
2016.09.25神戸新聞杯 (G2)阪神 / 芝2400mC.ルメール1st
2016.05.29日本ダービー (G1)東京 / 芝2400mC.ルメール2nd
2016.04.17皐月賞 (G1)中山 / 芝2000mC.ルメール3rd
2016.02.07きさらぎ賞 (G3)京都 / 芝1800mC.ルメール1st
2015.12.262歳500万下阪神 / 芝2000mC.ルメール1st
2015.11.082歳新馬京都 / 芝2000mC.ルメール1st
CAREER HIGHLIGHTS

栄光と不屈の証明

01
Kikuka Sho
2-3
2016.10.23 / 京都 3000m

THE PROMISE

第77回 菊花賞

皐月賞3着、ダービー2着。あと一歩で逃した栄冠を、最後の1冠で掴み取った。 直線、ディーマジェスティを突き放すと、もはや敵はいないと言わんばかりの独走劇。 ディープインパクト産駒初の菊花賞制覇。それは、最強世代の主役であることを証明した瞬間だった。

TIME
3:03.3
MARGIN
2.5L
02
Arima Kinen
11
2016.12.25 / 中山 2500m

SHINING MOMENT

第61回 有馬記念

古馬最強のキタサンブラックとの初対決。3コーナーから強気にまくり上げ、4コーナーで並びかける。 直線、一度は突き放されかけるも、ゴール寸前で執念の差し切り勝ち。 3歳馬による有馬記念制覇は、新時代の到来を告げるファンファーレとなった。

1着 サトノダイヤモンド 2着 キタサンブラック
03
Kyoto Daishoten
2-2
2018.10.08 / 京都 2400m

THE RESURRECTION

第53回 京都大賞典

凱旋門賞での挫折、その後の不振。終わった馬と囁かれることもあった。 しかし、彼は諦めていなかった。 直線の攻防を制し、実に1年半ぶりの勝利を手にする。 その輝きを取り戻した姿に、多くのファンが涙し、復活を祝福した。

TIME
2:25.4
COMEBACK
WIN
DATA ANALYTICS

衝撃の
レースレコード

3歳2月のきさらぎ賞。彼は京都芝1800mという舞台で、そのポテンシャルの底知れなさを数字で示した。 勝ちタイムは1分46秒9。 これは当時のレースレコードを更新するだけでなく、古馬を含めた同コースの優秀なタイムに匹敵するものだった。 クラシックを前にして叩き出したこの数字は、彼が「ただの良血馬」ではないことを雄弁に物語っていた。

1:46.9

COURSE RECORD

きさらぎ賞 走破時計

※2016 当時

RECORD BREAKING

異次元のパフォーマンス
RACE AVERAGE 1:48.0
STANDARD
SATONO DIAMOND 1:46.9
SUPERIOR
DIFFERENCE -1.1s
HIGH POTENTIAL
タイム短縮幅
DIAMOND
デビューからずっと乗ってきて、
一番勝ちたかったレースです。
主戦騎手 C.ルメール
有馬記念勝利インタビューより
やっとタイトルを獲らせてあげられた。
この馬の強さを証明できてよかった。
調教師 池江泰寿
菊花賞制覇時にて
FAN VOICES

ファンからの声

K

有馬記念のゴール前、キタサンブラックを差し切った瞬間、鳥肌が立ちました。 3歳馬がこの強さで古馬を倒すなんて。新しい時代の幕開けを感じた瞬間でした。

Y

京都大賞典での復活勝利。現地で見ていて自然と涙が溢れました。 凱旋門賞での敗戦から、よくぞここまで戻ってきてくれた。おかえり、ダイヤモンド。

M

額にあるひし形の流星が本当に美しい。 ダービーでの落鉄は悔しかったけれど、その輝きは本物のダイヤモンドのように曇ることがないと信じています。

BEHIND THE SCENES

秘蔵エピソード

その名の由来と、名手との絆が生んだ物語

01

名前の由来は「一目惚れ」

セレクトセールでのこと。馬主である里見治氏の妻、美恵子氏が当歳馬だった彼を見た瞬間、 その額にある鮮やかなダイヤモンド型の流星に目を奪われた。 「買えたら名前はダイヤモンドね」と夫に囁いたその願いは、 2億3000万円という高値での落札によって現実のものとなり、名馬サトノダイヤモンドが誕生した。

02

ルメールの涙と愛撫

菊花賞を制した直後、普段はクールなC.ルメール騎手が感極まって涙を流した。 さらに有馬記念勝利後も、インタビューで涙を拭いながら、愛馬の首筋を何度も優しくポンポンと叩いて称えた。 デビューから手綱を取り続け、クラシックでの惜敗を共に味わってきたからこそ、 その勝利の味は格別だったのだろう。

Kitasan Black
THE ARCHRIVAL
DESTINY

KITASAN BLACK

キタサンブラック

現役最強の古馬。その高く分厚い壁こそが、サトノダイヤモンドの真価を引き出した。

2016年の有馬記念。受けて立つ王者キタサンブラックに対し、チャレンジャーとして挑んだサトノダイヤモンド。 ゴール寸前、クビ差で差し切ったあの一戦は、世代交代を告げる歴史的な瞬間だった。 しかし翌春の天皇賞では、逆に王者の底力を見せつけられることになる。

互いに認め合い、高め合った二頭。 「黒」と「ダイヤモンド」の激突は、競馬史に残る名勝負として刻まれている。

2016 有馬記念
1st サトノダイヤモンド
vs
2nd キタサンブラック

不屈の輝き

不屈の輝き

額に輝くダイヤモンドの流星。セレクトセールで2億円を超える評価を受けたその馬は、生まれた時から「選ばれし存在」だった。 しかし、その馬生は決して順風満帆なエリートコースだけを歩んだわけではない。 栄光の頂点と、深淵のような挫折。その両方を知るからこそ、サトノダイヤモンドの輝きは人々の心を打ち続けている。

試練の春、そして約束の秋

「最強世代」と呼ばれた2013年生まれのサラブレッドたち。 その中心にいた彼は、春のクラシックで不運に見舞われた。 皐月賞での不利、そして日本ダービーでのまさかの落鉄。 あと数センチ、あと少しの運があれば——。関係者が、ファンが、悔しさを噛み締めた。 しかし、彼は折れなかった。秋、菊花賞で圧倒的な強さを見せて初のタイトルを掴むと、年末の有馬記念では古馬最強のキタサンブラックに挑戦状を叩きつける。 ゴール前、執念で王者をねじ伏せたその姿は、春の涙をすべて歓喜に変える、あまりにも劇的なフィナーレだった。

凱旋門の闇、復活の光

4歳、陣営は世界最高峰・凱旋門賞への挑戦を決断する。 しかし、フランスの重い馬場は、彼の軽やかなフットワークを奪い去った。15着という大敗。 それは単なる敗北以上に、彼の心身に深い影を落としたのかもしれない。 帰国後、かつての輝きを失ったかのようなレースが続く。「もう終わった」という声も聞こえた。 それでも、陣営は信じ続けた。ルメール騎手は信じ続けた。ダイヤモンドは砕けないと。

再び灯った輝き

2018年、京都大賞典。1年半もの間、勝利から遠ざかっていた彼が、再び先頭でゴール板を駆け抜けた。 全盛期のような爆発的な末脚ではなかったかもしれない。泥臭い、辛勝だったかもしれない。 だが、その1勝はどんなG1勝利よりも雄弁に、彼の「強さ」を物語っていた。 挫折を知り、底を見て、それでも這い上がってきた不屈の魂。 スタンドからの温かい拍手は、彼が記録に残る名馬である以上に、記憶に残る名馬であることを証明していた。

「本当のダイヤモンドが戻ってきた」
――C.ルメール

通算18戦8勝。有馬記念と菊花賞という二つのビッグタイトル。 しかし、私たちがサトノダイヤモンドという馬を語るとき、思い出すのは数字だけではないだろう。 悔し涙に暮れたダービーの夕暮れ、歓喜に沸いた中山の冬、そして復活を遂げた京都の秋。 その全ての瞬間において、彼の額の流星は、どんな逆境にあっても決して曇ることのない希望の光として、輝き続けていたのだ。